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(報告)ビジネス異文化交流セミナー「日本人とより良く働くために」2015/02/05

(報告)ビジネス異文化交流セミナー「日本人とより良く働くために」

講師 : ヴァンソン藤井由実氏

日時 :201525日(木)14001730 (コーヒー休憩含む)

 

 

2015 02 05 ibunka2bis

 

事前に欠席連絡をくださった参加者もあり、当日の申し込みベースでは45名の登録でしたが、出席者は41名とCCIJF主催セミナーのうちでも記録に残る高出席率で、本セミナーに対する出席者の期待の高さが伺えました。また時間にルーズと定評のある仏人ですが、日本企業における勤務にて習慣化されているのか、遅れて到着する参加者は少なく、ほぼ定刻どおりにセミナーを開始できました。

冒頭、遠藤ビジネス環境整備委員会委員長より本セミナーの内容及び講師の紹介があり、続いて藤井氏のパワーポイントを使用しての講座が始まりました。

一度も日本に行ったことのない人が会場の半数を占め、行ったことのある人のうちの半数が5回以上渡日している親日家という日本に対する知識のばらつきのある参加者を相手に、まず日本人から見た仏人の典型的な印象(時間を守らず、おしゃべり等々)という衝撃の導入で参加者の注意を一気にひきつけ、日仏両文化・社会構造を深く理解された視点で、両文化・社会に対し公平に、お話を頂きました。

本セミナーは、日本人・日本社会一般について話をするのではなく、あくまでも日系企業において「日本人とより良く働く」ための講座なので、日本人の同僚及び上司をより良く理解し、多文化環境において働く秘訣を学んで欲しいとの目的を掲げられ、日仏の文化の違いを根底とした日本の企業文化と企業人についての考察、コミュニケーションや行動の違い、及び仕事を進めていく上で具体的な日本人との会合の仕方やコミュニケーションの取り方を「根回し・稟議・決済」、「ホウレンソウ」など日本人も良く知っている単語を使ってご説明頂きました。

またセミナーの締めくくりとして、CCIJFに寄せられた日本人駐在員から仏人スタッフへの要望事項として、本社からの指示で必ずしも最善の手段ではない決定をせざるを得ないこともあるが本社の決定には従わなければならないことを理解してほしい、指示に従って欲しい、言い訳ばかりしない、問題が起こる前に相談、また報告をしてほしい等のメッセージが伝えられました。

2015 02 05 ibunka1bis

参加者は、講師の説明に時に深く頷き、質問があれば臆することなく手を挙げ、重要ポイントはメモを取りと、日本人とより良く働きたいという仏人職員の熱意が伝わってきました。

3時間の講座はあっという間に終了し、活発な質疑応答も行われました。セミナー後に実施したアンケートでも、じっくりと時間をかけて、各テーマについて更に詳しく話を聞きたいという感想が多く見られました。

参加者を惹きつける貴重な講義をしてくださった藤井由実氏にこの場を借りてお礼申し上げます。

 

 

 


 

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