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運転時のアルコールテストキット携帯義務/石井 宏(ASSETS ASSURANCES)

2012年7月よりフランス国内で運転する際に写真の様なアルコールテストキット(Ethylotest)の携帯が義務付けられます。このアルコールテストキットは、写真の右上のノズルより息を吹き込む事によりアルコールの血中濃度を簡単に計る事の出来るものです。

 7月・8月の2ヶ月は猶予期間となっていますが、9月より運転時にこのキットを携帯していないと反則金が科せられます。

 

 このアルコールテストキットの携帯で次の点にご注意ください。

 

「警察からこのキットの提示を求められた際に未使用且つ有効期限以内のキットを示さなければならない」

とのことから、未使用のものを常に「二つ」車の中に入れて置くのが良いと思われます。

例えば、車を運転する前に自主的にテストを行い問題がないので運転しているとします。運転途中で警察からアルコールテストキットの提示を求められ、直前に使用したものを提示しても反則金が科せられる可能性がある為です。また、有効期限にも気をつけなければなりません。

 

 このアルコールテストキットは、ガソリンスタンドまたは大手スーパー等で1~1.5€程度で簡単に購入出来ます。ただし、9月直前になりこのアルコールテストキットが売り切れになり、入手困難になる可能性もありますので、早めに入手する事をお勧めします。

 

 この他に車を運転する時に携帯しなければならないものに、運転免許証・車検証(Carte Grise)・車の保険証(Carte Verte)があります。この中で車検証(Carte Gries)・車の保険証(Carte Verte)の保管方法に日仏で大きな違いがありますのでご注意ください。

 日本ですとこれらの書類は、必ず車の中に保管しておくように言われます。その理由は日本の場合、車検証不携帯ですと刑事罰(罰金30万円以下)になってしまうからです。

 フランスでは、絶対に車検証(Carte Gries)・車の保険証(Carte Verte)を車の中に残さないように言われます。それは、フランスでは車の個人売買が大変盛んなので車検証さえあれば、簡単に車の所有者の名義の変更が可能だからです。車と一緒に車検証(Carte Gries)・車の保険証(Carte Verte)などが盗難にあったり火災で燃えてしまった場合など、その後の保険での処理に多大な時間と労力が掛かりますのでご注意ください。

 

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