201312月19日(木)

(報告)「CCIJF50周年記念講演会(ファビウス外相講演会)」

 


「CCIJF50周年記念講演会(ファビウス外相講演会)」の模様報告



 

在仏日本商工会議所(CCIJF)の50周年を記念する一連のイベントの掉尾を飾るものとして、12月19日午後5時過ぎより、ローラン・ファビウス フランス共和国外務大臣を招いての講演会をパリ日本文化会館にて実施致しました。

企画・実施を担当した当会議所の知的交流委員会では、50周年という大きな節目の記念としてファビウス大臣をゲストスピーカーにお招きしたいと考え、夏前から本件企画の検討を重ねてきました。多忙を極める大臣とて、お引き受け頂けるか一抹の不安もあったものの、日本大使館の方々のご尽力のおかげもあってご快諾頂き、無事に今回の講演会実現となったものです。

今回の会場となった大ホール(Grande Salle)は、パリ日本文化会館の中でも最大の収容力を有するスペースですが、現役のフランス外務大臣の講演を直接聞ける貴重な機会ということで会員各社の関心も高く、当日は228名の聴衆とジャーナリストでほぼ満席となる盛況ぶりでした。鈴木大使や竹内パリ日本文化会館館長をはじめ、多数のご来賓にもご出席頂き、あらためて今回の講演会の重要性が印象付けられました。

 

 

講演会の議事は、神宮寺知的交流委員会委員長の司会により進行。まず三宅会頭から挨拶が行われた後、早速ファビウス大臣の講演に移りました。大臣は投資・経済分野を中心としつつ、文化・芸術・科学技術など幅広い分野での日仏の提携・協力関係について述べられ、両国の良好な関係を一層強化するために最大限努力していくとの力強い決意を示されました。

講演後の質疑応答では、EUの将来についての見方や、中国や韓国との良好な関係構築の仕方へのアドバイス、フランスで活躍する日本人や日本企業へのアドバイス、はては宇宙開発分野における日仏協力の可能性など、さまざまな質問が出されましたが、大臣は時に真摯に、時にユーモアを交えてそれらに回答されていました。知的でありつつも親しみを感じさせるファビウス大臣の語り口に魅了された方も多かったのではないかと思います。

 質疑応答終了後は、会場隣のスペースでカクテルパーティーとなりました。大臣はその後のご予定があったため、残念ながら早めにご退出されましたが、示唆に富んだ講演の直後とあって、パーティー参加者の間ではあちこちで議論に花が咲き、楽しい歓談の場となりました。

なお今回の講演会の実現に際しては、在仏日本大使館およびパリ日本文化会館の関係者の皆様に、ひとかたならぬご尽力を頂きました。ここに改めて感謝の意を記します。

 

報告日:2013年12月27日

報告者:日本銀行パリ事務所 太田 浩

 

時事通信に掲載された記事。 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201312/2013122000142
 

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