フランスに関する本
歴史・生活・エッセー・ガイドブックまたはフランスが舞台になっている小説等
本の題名:「ふらんす物語」
著者:永井荷風
昨年永井荷風リヨン滞在100周年の機会にリヨン市庁舎で、荷風と横浜正金銀行に関する講演をしました。
その際、何十年ぶりかでこの本を再読しましたが、20世紀初頭のフランスの様子がいきいきと感じられる名著だと改めて思いました。当時の日本人駐在員は随 分とデカダンで楽しいことに励んだようで、フランスもまた刺々しい現代と違っておおらかな空気の流れる時代だったことがわかります。
フランスで「旨い!」と思った食べ物
素材・野菜・お菓子・料理 など
最近気になることとしてフランスの食べ物は以前より美味しくなくなったのではないかということがあります。ファースト・フード普及等のライフ・スタイルの 変化なのか、大量・効率生産を優先する農業の問題かわかりませんが、なかなか「これは美味い!」というものに出会うことが少なくなったような気がします。
そういう中で、強いて挙げればマルシェで買う新鮮(新鮮であることが条件)なCrevette Grise(小えび)は値段もそう高くなく、本場ベルギーのものよりずっと美味しいです。またFève(そら豆)は日本のものより小さいですが、安くてまた違う味わいがあります。いずれも白ワインのさかなにお試しあれ。
フランスに生活する人にお勧めのお店
フランス生活をより豊にするためのお店を御紹介
ユーロ高のため生活必需品以外ほとんど買い物をしませんが、そういう中ゴルファーの生活防衛の観点から、スポーツ用品店DECATHLONのゴルフボール(1個 40~50 centimes)はお勧めです。スピンや反発性等難しいことを言わなければ、プレーには何ら問題なし。ロストボールよりも安く、池ポチャ、林打込みも恐れるに足りず。ただ、DECATHLONのプライベート・ブランド(Inesis)であるにもかかわらず、同じチェーンの店舗によって値段が違うのはよくわかりません。
バカンス
お勧めの場所(フランス国内外)
特にお勧めの場所ではありませんが、印象深いという意味では、「真夏のイタリアの高速道路」を挙げます。
十数年前の欧州駐在の時、夏の太陽を求めてイタリアによくドライブしましたが、当時はカー・エアコンも無かったことから、とにかく暑い!整備不良のガタガ タ高速道路の路面を陽炎がゆらめき、あちこちでオーバーヒートのため黒煙を上げて炎上したFIAT500が 路肩に乗り捨てられており、さながら戦場のような印象を得ました。暑さでへとへとになっているところ軽食のつもりでドライブインに入ったところ、パスタや 煮込みなどの料理が盛りだくさん。これがまたドライブインとは思えない美味本格的なもので、軽食どころか満腹のフルコース食べてしまいました。「暑い高速 道路」と「美味のドライブイン」、涼しいけれど食べ物が質素なスイスからイタリアに入っていくとそのコントラストは強烈でした。
昨年久しぶりに北イタリアをドライブし、この時はたまたま冷夏で燃える車はありませんでしたが、ドライブインの食べ物は健在でした。
お国自慢
ご出身地のお勧め情報(食べ物・行事・観光地などなど)
東京出身ですが、長らく海外と行ったり来たりしている根無し草稼業なので、特に自慢すべきものはありません。