50周年に寄せて-私の時代の商工会議所


私が会頭をお引受する事になったのは2009/2010年度の2年間です。当初はAFII(投資庁)と会議所の共同セミナーを開催しこの結果邦人査証取得がある程度簡便化されました。一方パリ市主催の会合に理事全員が市庁舎に招かれパリでの生活、インフラ改善の方策をクリスティアン・ソーテール助役(元経済大臣)の司会でパリ市側と活発な意見交換をし、市内の治安改善等を強く訴えて居ります。
フランス銀行総裁の講演ではEUR危機についての説明があり「EUR圏構築は経済的目途では無く、政治・社会的な欧州の団結を目指す動きである。従ってギリシャ危機等の動きに一喜一憂するべきではない」とのお話しを伺い、結局紆余曲折を得て、今日、EUR危機は小康状態に戻り、同総裁の信念が正しかった事を改めて認識しています。吉川OECD大使に特別講演をお願いした時にはお話しの内容が充実して居りFLOORよりの質問が多く大幅に予定の時間をOVERしてしましった事が記憶に残っています。

会議所財務体質強化の為に退職給与引当金設定を理事会に諮り議論百出の中、最終的には各理事のご賛同を得て決議して居ります。当初からALL JAPANで議論を尽くし、一旦決まったら全員でこれを推進する事を会員の皆様にもお願いして来た事が奏功したものと思っています。

2011年3月11日の東日本大震災直後には小川公使、JETRO所長、会頭、副会頭および主要日本企業の代表が矢継ぎ早に仏国の主要閣僚との会合に招かれ震災を目の当たりにしての「日本企業の本音」をHearingされました。ラガルド経済産業大臣、ナタリー・コシスコ・モリゾー環境・運輸大臣との会食を通じ、仏国の日本への支援の強い想いが肌で感じられました。サルコジ大統領訪日はその直後にあり、仏政府が「日本の生の声」を踏まえて大統領訪日を準備していた事になります。

奇しくも2013年2月26日~3月16日の期間、パリ日本文化会館で三宅会頭の後援を頂き、朝日新聞、在仏日本大使館、日本文化会館と三菱商事共催で東日本大震災の報道写真展を開催し12,000名に近い来訪者を得て、日本の復興への強い期待を皆が持ってくれている事が判りました。

末尾乍、曲がりなりにも会頭を二年間務める事が出来たのは飯村、斎藤 大使および日本大使館、JETRO、文化会館、会議所会員各位、高橋、市原、原山、深川 居村 各副会頭と長塚事務局長と同事務局がALL JAPANでご指導下さった賜物でこの場をお借りし御礼申し上げると共に、この50年間会議所の揺ぎ無き礎を築いて頂いた先輩諸侯への敬意を表し度いと思います。

 

 

歴代会頭一覧


三宅 浩之 中島 格志 鶴岡 正三
河原畑 敏幸 石塚 徹 小田 義明
後藤 豊 片川 喜代治 北原 隆
阿波村 稔 中川 正輝 大山 昇
吉田 哲史 中川 正輝 猪瀬 威雄
左舘 晃 清水 信行 稲森 一彦
白石 義治 北野 健 佐藤 幸彦
萩原 薫 佐藤 洋夫 渡辺 昌俊
山田 史朗 小暮 治 山田 信彦
舟木 凌 江部 敬三郎 広田 弘雄

 

 

 

 

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