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第十回:糖尿病のお話

 今回は糖尿病のお話をさせていただきます。糖尿病には1型と2型があり、1型はまれな病気で20歳前に発症することが多く、2型は中年以降に発症することが多いです。ほとんどの糖尿病は2型です。ここでは2型を念頭にお話します。
糖尿病というと読んで字の如く「尿に糖分が出る病気」と思われがちですが、これは必ずしも正しくありません。正しくは「血液中の糖分(グルコース)が上昇 する病気」です。ですから、糖尿病の方でも尿は正常な場合もあり、また逆もあります。

 

糖尿病の原因はさまざまです。過食、肥満、運動不足や遺伝などが関係します。糖尿病は一旦発症してしまうと完治させる事は難しいので、日頃から予防を心が けることが大切です。オーバーウェィトの方はとにかくやせましょう。ここでは細かく述べませんが、1日に摂取するトータルカロリーを減らし、運動量を増 やすほかはありません。甘いものでなくても、カロリーの元になるものはできる限り控えましょう。また、ストレスをためると血糖値があがる傾向があるといわ れていますので、リラックスして「爽やかダイエット」を心がけて下さい。
糖尿病の治療はごく初期には食事および運動療法(要するにダイエットです)です。すこし進行すると内服薬が必要になります。内服薬を飲んでいる間もダイ エットは併用します。たいていの場合ここまでで何とかなりますが、一部の方はインスリン療法といって、自分で毎日インスリン注射をすることになります。こ れは少し手間のかかる治療です。

 

糖尿病の初期にはあまり症状は出ませんが、「のどがよく渇く」「尿に行く回数が増える」などの症状が出る場合もあります。進行すると、失明(日本では失明 原因の第1位)、腎機能の廃絶(人工透析の原因の第1位)、知覚麻痺、さらには昏睡に陥ることもあります。また糖尿病はそれ自体、心臓病、脳卒中の原因に なることもあります。ですから、できる限り初期の段階で発見し治療を開始することが大切です。年に一度は血液検査を受けましょう(やせていても糖尿病にな る方もいます)。また。他に高血圧、高コレステロール血症や喫煙などありますと心臓病などになる確率がグンと上がってしまいますので、これらの合併疾患の 治療も重要です。

三村 佳弘 先生

三村 佳弘
アメリカンホスピタル
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