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第二回:コレステロールのお話

健康診断を受けると通常コレステロールが測定されます。コレステロールには善玉、悪玉とあり、前者は通常HDL、後者はLDLと書いてあります。LDL値 (悪玉)は総コレステロール値とHDL値(善玉)と中性脂肪(トリグリセリド)から割り出されます。すなわち一口に高コレステロール血症といっても善玉が 高い場合、悪玉が高い場合などさまざまです。もし、手元に結果をお持ちでしたら、自分がどのタイプにあてはまるか見てみてください。

コレステロールが何故体に良くないかというと、これが高いと動脈硬化がすすみ、心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気につながる可能性が高くなるからです。この場合、当然悪玉が高い場合にその可能性が高くなり、善玉が高い場合はむしろ低くなるといわれます。

具体的には悪玉がいくらまで下がればよいのでしょうか?この目標値には個人差があります。心筋梗塞などは高コレステロール血症以外にも高血圧、糖尿病、喫 煙、家族歴などが関係します。これら他の危険因子の多い人はより低い目標値が求められます。ちなみに自分が向こう10年間に何パーセントの確立で心筋梗塞 などの冠動脈疾患になるかを見ることが出来ます(http://hp2010.nhlbihin.net/atpiii/calculator.asp?usertype=prof)。これは米国で開発されたものなので日本人にそのまま当てはめられるかは議論の余地がありますが、インターネットの寿命占いよりは当たると思います。

 高コレステロール血症(悪玉)と診断されたらどうしたらよいのでしょうか?当然ですが、コレステロール摂取を控える必要があります。端的に言うと肉、バ ター、卵(黄身)などを減らし、野菜、魚をしっかり食べることです。運動もして、体重を減らすことも大切です。ただし、遺伝的、体質的にコレステロールが 高い人もいます。また、色々努力してみてもなかなか下がらない人もいます。このような場合は薬が必要になります。通常1日1回の服用でよく、効果は非常に 高いです。

 ただし「コレステロールが高そう・・・」などと必要以上に慎重になり、美味しいもの・好きなものを食べずストレスがたまることもよくないことです。体も心も健康的な、楽しい食生活を目指したいものです。

三村 佳弘 先生

三村 佳弘
アメリカンホスピタル
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