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フランスでi-modeが使える!/DoCoMo Europe (France)

 

 

昨年12月に,日本のi-modeサービスを欧州でも使える携帯電話が発売されたのをご存知でしょうか。

 

第三世代携帯電話の方式を決める時に、一つの携帯電話を持っていれば世界中で同じサービスを利用できることを目標として、W-CDMA方式を採用しまし た。日本では、FOMAサービスが2001年に開始されています。携帯電話を、契約したオペレータ(携帯電話会社)以外のネットワークで利用することを ローミングと呼びます。多くの国が地続きの欧州では一般的なもので、フランスで契約した携帯電話は、ドイツでもイギリスでも使えますが、日本ではなじみの 薄いサービスでした。その理由としては,第二世代携帯電話の方式が、日本(PDC方式))))))と欧米(GSM方式)で違っていたことがあります。この ことが,第三世代携帯電話の方式を決める時に、共通方式にしたいという背景になりました。

 

今回、発売となったのは、一つの携帯電話で、i-modeを含む同じサービスが、日本でも欧州でも使えるものです。国内のサービス開始から時間がかかった 理由として、欧州では第三世代サービスの開始が遅かったことがあります。フランスを例に取ると、昨年からサービスが開始されましたが、利用できるエリアは 40%程度で、エリア外ではGSM方式に切り替えるが一般的です。そこで、今回発売された携帯電話は、日本では第三世代、海外ではGSM方式を使うように なっています。

 

海外でもi-modeサービスが使えるようになると、仕事や生活のスタイルがどのように変わるか考えましょう。まず、メールが携帯電話を使ってリアルタイムで読めるようになります。日本では、普段使っているメールをi-modeに転送したり、社内メールをi-modeから直接読めるサービスが広まっています。これが、海外でも利用可能になれば、海外滞在中も、リアルタイムで携帯電話のメールによる連絡が取れることになります。また、これまで出張中は、ホテルにチェックインするたびに、最寄りのインターネットのアクセスポイントを調べ、設定情報を確認して接続するという手間がかかっていましたが、これからは、携帯電話が通じるところなら、いつでも、どこでも、特別な設定なしに携帯電話でメールなどが使えるようになります。また、滞在先の現地情報を、i-modeで提供するサービスも始まっています。

 

音声電話に関しては、欧州内のローミングと事情が異なります。欧州内では、電話をかけた人は、相手がどこにいるか、ローミング中かを区別する必要がありません。しかし、日本の場合は、日本国内の相手にかけたつもりが、相手が海外にいると、時差が大きいために、日本では昼間のつもりが相手は就寝中だったということがあります。そこで、海外ローミング中は、ガイダンスを流して、発信者が判断できるようにしています。しかし、分かるのは、相手が日本以外にいることだけなので、私の例では、日本⇒欧州⇒米国の出張中に、発信者が滞在先を間違えて、真夜中に起こされたことがありました。

 

現在は、使える機種は一機種だけですが、今後、海外渡航が増えて、世界中どこにいても同じ携帯電話サービスを使いたいと言うニーズが増えるにつれて、サポート端末も増えることを予想しています。

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